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【モンテッソーリ教育】書籍から学ぶ!0~3歳で実践したいワンランク上の子育て

ワンランク上の子育て
悩むママ

最近話題のモンテッソーリ教育。家でも取り入れられることはあるのかな?

将棋の藤井聡太棋士やAmazonの創設者ジェフ・ベゾス、マイクロソフトの創設者ビル・ゲイツなどめざましい活躍をしている著名人が受けたことで知られる「モンテッソーリ教育」。

今、子育てをしているママ・パパの中にはモンテッソーリ教育を実践してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

でも、モンテッソーリ教育とはいっても

  • どんな教育方法なのか
  • どんな風に実践したらいいのか
  • 自宅でもできるのか

などさまざまな疑問がありますよね。

この記事では、子育てにモンテッソーリ教育を取り入れてみたいというママ・パパにおすすめの書籍を紹介します。

本書の著者、藤崎達宏さんは4人のお子さんをモンテッソーリ教育で育てたお父さんです。

家庭でも実践しやすいよう、写真や図も使いながらモンテッソーリ教育のメソッドがわかりやすくまとめられている1冊。

モンテッソーリ教育に興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

この本がおすすめな人

モンテッソーリ教育を実践してみたい0~3歳の子どもを育てるママ・パパ

自己紹介

モンテッソーリ教育は”適時教育”

モンテッソーリ教育は、幼いうちから先回りして知識を詰め込む「早期教育」とは異なり、子どもの成長段階を知って、適切な環境を整えていき、何を「いつ」与えるのか、そのタイミングを大切にする「適時教育」です。

子どもが成長の過程の中でどの位置にいるのか、この先どんな風に成長していくのかを知るのに役立つのがマリア・モンテッソーリが提唱した「子どもの発達の四段階」です。

発達の四段階

その中でも一番最初の乳児期(0~6歳)その後の長い人生を生きていくのに必要な80%の能力が備わる、人生において一番大切な時期とされています。

0~3歳までの子育てで大切にしたいこと

0~3歳までの子育てで大切にしたいこと

先ほど、モンテッソーリ教育では0~6歳の乳児期を特に重要視していると書きましたが、乳児期はさらに0~3歳の前期と3~6歳の後期にわけられます。

3歳を境に、記憶の仕方が大きく変化すると言われているためです。

0~3歳の乳児期前期の子どもたちは、カメラの画像として一瞬で取り込むかのように、見たこと、感じたことをどんどん吸収していく「無意識的記憶」という力を持っています。

この能力があるからこそ、何もできない状態で生まれた赤ちゃんが、教えなくても歩けるようになったり、言語を話せるようになったりするのです。

本書では、この成長著しい0~3歳の乳児期前期に焦点を当て、モンテッソーリ教育を成功させる30のポイントを年齢に沿って解説しています。

この記事ではその中でも私が特に重要だと感じた3つを紹介します。

0~1歳|いつもと同じを心がける

何もわからない状態で生まれてきた赤ちゃんは、世の中の仕組みを秩序づけて理解していきます。

このとき、世の中の様子を映像で焼き付けるように吸収するため、位置や順番、方法が違うだけで、赤ちゃんは許せないくらいの不快感を覚えると言われています。

モンテッソーリ教育では、この時期を「秩序の敏感期」と呼んでいます。

「秩序の敏感期」は生まれてすぐから始まり、2歳をピークとして3歳ごろまで続きます。

「いつもと同じ」が安心感につながる秩序の敏感期にある子どもにとって、順序、習慣、場所などの環境を「いつもと同じ」に整えることはもちろん、親の接し方も「いつもと同じ」を心がけることが大切です。

りか

親にとって子どもの細かいこだわりを理解するのは大変ですが、秩序へのこだわりは将来の段取り力につながります。わが子をよく観察して、秩序づくりを大切にしてあげたいですね。

1~2歳|歩くために歩く

人間は立ち上がることにより、手が自由になり、手を使うことにより脳が発達しました。

手指を使っている瞬間に脳は活性化し、脳神経細胞のつながりが発達します。

手指を自由に使えるためには、しっかりとした体幹で立ち上がる必要があり、その体幹は歩くことによって育つのです。

大人にとって「歩く」ということは移動手段であり、効率を最優先に考えますが、1~2歳の子どもにとって「歩く」ことは喜びそのものです。

一歩一歩自分の力で歩み、自分の力で階段を上り、自分の力で床に落ちているものをつまみ上げることで、「自分はひとりでできる!」という自己肯定感が高まっているのです。

このように「歩く」ということで喜びを感じられるのは6歳くらいまでと言われています。

それ以降は大人と同様に「歩く」ことは移動手段となり、効率を優先する考え方が優位になります。

早いから、楽だから、安全だから、という理由でベビーカーだけの生活をさせていると、体幹が育たず、手指を使えず、その結果脳の成長も遅くなってしまいます。

「歩く」ことに喜びを感じられるこの時期に、彼らのペースで心ゆくまで歩くことに付き合うことが、1~2歳の子どもを育てる親が最も優先すべきことなのです。

りか

忙しいとつい車やベビーカー、抱っこでの移動が多くなりがち。子どものペースで歩かせる時間を意識的に確保したいですね。

2~3歳|”自分でできる”を増やす

2歳を過ぎると、人間としてもっとも大切な三要素である「二足直立歩行・手で道具を使う・言語を話す」が確立し、動きが洗練されてきます。

獲得した基本的な運動能力を生かして、日常生活の練習を始めるのに最適なのがこの時期です。

この時期の親が気を付けたいことは、「やってあげた方が早いから、安全だから、きれいだから」という理由で全部やってあげてしまうことです。

子どもの動きをよく観察して、「何ができて、何ができないのか?」を分析し、できないところだけをサポートするようにします。

遠回りに感じても、じっくり見守って一人でできることを少しずつ増やしていくことが子どもの「自立」へとつながっていきます。

りか

トイレトレーニングやお着替えなど親にとっても子どもにとってもハードルが高い課題が多いのがこの時期。心に余裕をもって、じっくりと取り組んでいきたいですね。

子どもの成長段階を知り、ワンランク上の子育てをしよう

装飾

モンテッソーリ教育において、0~3歳までに大切にしたいことをまとめました。

0~1歳|いつもと同じを心がける
1~2歳|歩くために歩く
2~3歳|自分でできることを増やす

本書では、環境の整え方や教具の作り方、子どもへの適切なかかわり方などについて写真やイラストを交えながらわかりやすくまとめられています。

子育てにモンテッソーリ教育のメソッドを取り入れてみたい!という方はぜひチェックしてみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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