車の購入費用を抑えたい。中古車が気になるけど、やっぱり壊れやすいのかな?
人生における買い物の中でも金額が大きい車。
価格をできるだけ抑えたい気持ちもあるけれど、失敗は避けたいですよね。
わが家は子どもの誕生をきっかけにセカンドカーが必要となり、中古のN-BOXを購入しました。
車好きの夫に協力してもらい、状態のよい中古のN-BOXを新車よりも30万円ほど安く購入することができました。
この記事では、その経験を踏まえて、中古車選びのポイントや注意点を解説していきます。
- 中古車を購入するメリット・デメリット
- 中古車選びの際にチェックしたいポイント
- 私がN-BOXを購入する際に失敗してしまったこと
中古車のメリットは価格が抑えられること
中古車と聞くと、古い車をイメージするかもしれませんが、実際にお店に見に行くと、走行距離1万キロ以下の比較的新しい車体もたくさんあります。
ディーラーの試乗車として使われていた車や、登録済み未使用車と呼ばれるものです。
使用期間3年未満、走行距離1万キロ程度であれば、車の状態としては新車とほとんど変わりませんが、新車価格よりも手頃な価格で購入できます。
また、ナビやフロアマット、ドアバイザー、ドライブレコーダーなど新車購入の際にオプションとして購入するものがもうすでについていることもあります。
わが家のN-BOXは3年落ち、走行距離1.4万キロで価格は約140万円(諸経費込み)でした。同時期にとった新車見積もりよりも30万円ほど価格を抑えることができました。
中古車購入、デメリットは2つ
好みの車体に出会えるかどうかは運次第
新車であれば、グレードやボディーカラーを選んだり、メーカーオプションを追加オーダーすることができますが、中古車の場合は今、売りに出されているものの中から選ばなくてはなりません。
1台1台、状態が異なる車の中から自分の条件にあった車と出会えるかどうかは運次第というところもあります。
私も2~3か月、条件に合う車体が出てくるのを待ちました。最終的に購入したのはシルバーのN-BOX。本音をいうともっとかわいいカラーがよかったという気持ちもあります。
好みの車体を探すのには中古車検索サイトを利用するのがおすすめです。
車種、年式、予算等を入力すると全国の新鮮な在庫の中から条件に合うものを探すことができます。
検索サイトで条件に合うものが見つかったら、問い合わせをして実際に車を見に行きましょう。
維持費用がかかる
車の年式が古くなればなるほどパーツの劣化が進み、メンテナンスが必要になるため、メンテナンス費用は中古車の方が多くかかる傾向にあります。
わが家のN-BOXも次の車検までにタイヤ交換をしなくてはいけません。
また新車であれば初回の車検は3年後ですが、中古車の場合は購入してすぐに車検を迎えるという場合もあります。
少しでも維持費を抑えたい場合は、車検の残っている年月が長いものを選ぶようにしましょう。
中古車選びの際にチェックしたいポイント
①修復歴の有無
修復歴のある車とは、車のフレームに欠陥・損傷があり、修理や交換の履歴がある車を指します。
ドアやフェンダー、ボンネットなど、ボルト留めされている部品の修理、交換は修復歴には含まれません。
修復歴のある車は比較的安く購入することができますが、安全性や耐久性が低下している可能性があります。
フレームの修復は歪んだ部分を元の形に戻したり、ダメージのある部分だけを交換して溶接したりするのが基本ですが、フレームの主な素材である金属は、何度も動かして負担がかかるほど強度が低下してしまうからです。
また、いくらしっかりと修理されたとはいえ、車の主要部分の修理は難しく、車のフレーム部分に影響が残ったままの場合もあります。
安く購入することができたとしても、フレームに関する不具合で修理費用がかかるリスクもありますし、万が一の場合に自分や大切な人の命を守るためにも修復歴のある車は避けた方がいいでしょう。
②年式と走行距離
車の年式と走行距離をチェックすることで、車の状態をある程度予想できます。
走行距離の目安として、1年で10,000㎞と言われることが多いですが、年式に対して走行距離が極端に多い車であれば、部品の劣化や故障の懸念があります。
一方で、年式に対して走行距離が少ない車は乗る頻度が低く、オイル交換などのメンテナンスがきちんと行われていない可能性があります。
年式と走行距離のバランスがとれた車を選ぶようにしましょう。
③車内のにおい
前のオーナーが喫煙者であったり、ペットを乗せていたりすると、たばこの煙や動物のにおいがシートなどにしみこんでいる可能性があります。
車についたにおいは簡単にはとれません。
中古車を購入する場合は、必ず購入前に実車の確認・試乗を行いましょう。
ナンバーのついていない中古車は公道での試乗はできませんが、可能であれば駐車場でエンジンをかけてエアコンをつけてみて、内部のフィルターににおいがついていないかどうかも確認しておくと安心です。
何台か中古車に試乗してみて、前のオーナーの使い方によって、車内のにおいにはかなり差があると感じました。必ず購入前に確認しましょう。
④メーカーオプションの内容
車のオプションはメーカーオプションとディーラーオプションの2種類に分けられます。
ディーラーオプションは中古車の場合でも購入後にあとからつけることが可能ですが、メーカーオプションはつけることができません。
必ずつけておきたいメーカーオプションがある場合は、希望するオプションがついているかどうか確認しておく必要があります。
オプションの内容によっても購入価格が変わってきます。ディーラーオプションであれば購入時に追加することも可能ですが、追加費用がどのくらいかかるのか確認しましょう。
【私の失敗談】エアコンが効かなかった
わが家がN-BOXを購入したのは12月のことでした。
納車時に不具合がないかどうか一通り確認したつもりでしたが、翌年の夏、エアコンが効かないことに気が付きました。
エアコンをつけると吹き出し口から風は出てくるものの、全然冷たくならない・・・。
原因は、コンデンサーに小さな穴があいてしまい、エアコンガスが漏れていたことでした。
購入したのが冬だったこと、購入後しばらくは短距離しか乗っておらず、エアコンをしっかりと作動させて効きを確認する機会がなかったことで気づくのが遅れてしまいました。
幸い、ディーラーで半年間の補償をつけていたので、修理してもらうことができました。
しばらく乗ってみないとわからない不具合もあるので、
- 半年程度は補償をつけておくこと
- 補償の期間内に30分~1時間程度は走行して、すべての機能が正常に作動するかどうか確認すること
をおすすめします。
まだまだ乗れる中古車をお得に購入しよう
この記事では、中古車を購入するメリット・デメリットと購入時のチェックポイントについて解説しました。
- 修復歴の有無
- 年式と走行距離
- 車内のにおい
- メーカーオプションの内容
中古車は、1台1台、条件や状態が異なり、自分の希望のものに出会えるかどうかは運次第というところもありますが、いい車に出会えれば新車を購入するよりも費用をかなり抑えることができます。
これから車の購入を検討している方はぜひ選択肢の1つに「中古車」もいれてみてください。