ベビーベッドってあったほうがいいのかな?使う期間も短いし、大きいものだから悩む・・・。
ベビーベッドは数ある育児グッズの中でも大型かつ高額なので、購入を迷いますよね。
わが家も購入を迷いましたが、息子にとって安全な寝床の確保のために購入しました。
この記事では、1年間ベビーベッドを使用した経験から、ベビーベッドのメリット・デメリットを解説します。
- ベビーベッドのメリット・デメリット
- 購入を迷ったときの対処法
ベビーベッドを使うメリット
ベビーベッドを使うメリットは3つあります。
- 赤ちゃんにとって安全な寝床をつくることができる
- お世話がしやすい
- そうじがしやすく、衛生的
1つずつ詳しく解説していきますね。
①赤ちゃんにとって安全な寝床をつくることができる
ベビーベッドを使うことで、赤ちゃんにとってもっとも安全な睡眠環境をつくることができます。
消費者庁でも転落事故や窒息事故を防ぐために、赤ちゃんを大人用ベッドに寝かせるのではなく、ベビーベッドを使用するよう注意喚起しています。
子どもが大人用ベッドやベビーベッドから転落することにより負傷又は窒息する事故報告が寄せられています。
数十センチメートルの高さのベッドでさえも、転落すると、頭蓋骨骨折や頭蓋内損傷のおそれがあります。また、ベッドと壁や物との間に頭が挟まれるなどして窒息するケースもあり、場合によっては命を落とす危険性があります。転落事故防止のため、0~1歳児は、大人用ベッドに寝かせるのではなく、できるだけベビーベッドに寝かせましょう。
引用元:0~1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください!-頭部を負傷する事故に加え、窒息事故も報告されており、ベビーベッドの安全基準が見直されています-
ベビーベッドを使うことで、眠っているあいだに赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、ふとんをかけてしまったりする心配がありません。
また、乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐためにもベビーベッドを使うことが推奨されています。
SIDSとは、元気な赤ちゃんが睡眠中に突然亡くなってしまう病気です。
SIDSの原因はわかっていませんが、リスクを下げる方法はいくつかわかっています。
米国小児科学会(AAP)は、睡眠環境に関するガイドラインにおいて、「少なくとも生後6ヶ月まで、できれば1歳を迎えるまでは親と同じ寝室に寝かせる。ただし、親と同じベッドを共有せず、ベビーベッドやバシネット(ゆりかご)などに寝かせる」としています。
大切なわが子が睡眠中に亡くなってしまう…なんて悲しいことにならないためにも、ベビーベッドを使って安全な寝床をつくってあげましょう。
大人のベッドと子どものベッドをわけることで、大人もリラックスして眠れますよ。
②お世話がしやすい
ベビーベッドを使って赤ちゃんの寝床を高い位置にすることで、おむつ替えなどの際に腰をかがめる必要がなくなり、お世話をしやすくなります。
産後に起こりやすい身体の不調の1つに腰痛があります。
- 出産により、骨盤がゆがんで体重を支えられなくなり、腰に負担がかかってしまう。
- 腰を支える筋力が低下してしまう。
- 頻繁な抱っこや授乳で不自然な姿勢をとってしまう。
わたしも産後、腰痛がひどくなり、半年ほど整骨院に通いました。
通っていた整骨院の先生によると、床に寝かせている赤ちゃんを上半身だけを曲げて抱き上げてしまうと腰に負担がかかってしまうそうです。
ベビーベッドを使うことで、おむつ替えや着替えを立ったままの楽な姿勢で行うことができ、抱き上げるときも深く屈む必要がなくなるため、腰への負担を軽減することができます。
また、大人がベッドで寝ている場合、赤ちゃんだけを床に寝かせるとお世話がしづらいです。
大人のベッドの横にベビーベッドを置くことで、ベッドに横になったままでも赤ちゃんの様子を確認することができます。
息子は寝付くときに大人の手を触りたいという癖があります。夜泣きかな?と思うときでも隣のベッドから手を差し入れると握りながらすっと寝てくれるので、横になったまま夜泣き対応できるので助かっています。
③そうじがしやすく、衛生的
ベビーベッドを使うことで、赤ちゃんをほこりの少ない環境で寝かせることができ、衛生的です。
床から30㎝くらいまでの高さはほこりが舞いやすいといわれていますが、ベビーベッドの床板は40~70㎝くらいとなっているため、ほこりが舞いやすいゾーンよりも上に赤ちゃんを寝かせることができます。
また、アレルギーを予防するためにも、赤ちゃんが過ごす部屋はこまめにそうじしなくてはなりません。
ベッドの下をロボット掃除機が通れるくらいの高さの商品を選ぶことで、ベッドを動かさずに床のそうじをすることができるため、そうじのハードルがぐっと下がります。
ただでさえ産後の家事は大変なので、少しでもラクできる環境づくりは重要です。
ベビーベッドのデメリット
ベビーベッドのデメリットは2つあります。
- サイズによっては使用期間が短い
- 家の中で移動させるのは難しい
①サイズによっては使用期間が短い
ベビーベッドにはレギュラーサイズとミニサイズの2種類があり、ミニサイズのベビーベッドだと半年程度しか使えない可能性があります。
どちらも使用期間は24か月ごろまでとなっていますが、寝返りをするようになる生後4~5か月ごろになると、ミニサイズのベッドでは狭くなってきます。
部屋のスペースの都合でミニサイズのものしか置けない場合、使用期間は短くなる可能性が高いため注意が必要です。
レギュラーサイズのベッドを置くスペースがあるのであれば、レギュラーサイズを購入するのがおすすめです。
スペース的にミニサイズしか置けないという場合は、後ほど紹介するレンタルを検討してみましょう。
②家の中で移動させるのは難しい
ベビーベッドは移動用のキャスターがついている商品が多くありますが、意外と大きいので家の中で移動させて使うのは難しいです。
わが家でも購入前は日中はリビングに、夜間は寝室にベビーベッドを置きたいと考えて、移動用のキャスターがついているものを選んだのですが、実際に使ってみると部屋のドアを通すことができませんでした。
結局、わが家ではベビーベッドは寝室に設置して、1日のほとんどを寝て過ごす低月齢のうちは昼間はリビングのバウンサーでお昼寝をさせていました。
レギュラーサイズのベッドを購入した場合、複数の部屋で使うのは難しいと考えた方がいいでしょう。
ベビーベッドを購入の際にチェックしたポイント
わが家がベビーベッドを購入した際にチェックしたポイントは以下の2つです。
- レギュラーサイズ
- ベッドの下をルンバが通れる
長く使用できることと、そうじのしやすさを重視しました。
購入したのは、ティンバーベビーベッドです。
ベビーベッドには、主に120×70cmの敷布団に対応したレギュラーサイズと、90×60cmの敷布団に対応したミニサイズがあります。
どちらも使用期間は24か月ごろまでとなっていることが多いですが、実際にはミニサイズのベッドだと寝返りをするようになる4~5か月ごろには狭くなってくるようです。
わたしはせっかく購入するなら長く使えた方がいいと思い、レギュラーサイズを購入しました。
現在息子は1歳ですが、まだ広さには余裕があります。
部屋に置くスペースがあるのであれば、レギュラーサイズを購入するのがおすすめです。
2つ目の条件「ベッドの下をルンバが通れる」を満たす商品を探すのにはとても苦労しました。
ルンバの高さは約10㎝。わが家はルンバを愛用しているので、赤ちゃんが過ごす場所をこまめにそうじするためにもベッド下をルンバが通れるかどうかを重視していました。
さきほど紹介したティンバーベビーベッドは、上記の2つの条件を満たしており、購入から1年以上たった今も満足して使えています。
部屋の広さやそうじの仕方などをイメージして、ご家庭のライフスタイルにあったものを選べるといいですね。
購入を迷うときはレンタルという選択肢もあり!
ベビーベッドを購入するかどうか迷うという場合はベビーベッドを必要な期間だけレンタルするという選択肢もあります。
ベビレンタは業界内トップの商品数をそろえているベビー用品レンタルサイトです。
コンパクトでスタイリッシュなデザインが人気のアップリカ ココネルエアーだと、1週間4,780円+送料でレンタルすることができます。
1週間 | 4,780円 |
1か月 | 5,480円 |
2か月 | 7,680円 |
3か月 | 9,800円 |
6か月 | 13,800円 |
往復の送料は3,000円~5,000円(地域によって異なる)。
メーカーの希望小売価格が28,600円なので、使用期間が1年未満であればレンタルする方が低コストです。
- 部屋の広さの都合上、ミニサイズのベビーベッドしか置けない
- 2人目、3人目・・・は考えていない
- 購入する前にわが子に合うかどうか試してみたい
- 大型家具を処分するのが面倒
赤ちゃんの睡眠環境を整える便利グッズ
ベビーモニター
ベビーモニターは寝かしつけ後の時間を有効に使いたいママ・パパにおすすめです。
別室にいても赤ちゃんの様子を確認できるので、何度も様子を見に行かなくても安心して過ごせます。
ベビーモニターについては、【おすすめのベビーモニター】トリビュートBM-LTL2を徹底レビューにて詳しく紹介しています。
ホワイトノイズ
ホワイトノイズはちょっとした物音で起きてしまう赤ちゃんにおすすめのグッズです。
ホワイトノイズとは、ノイズ(雑音)の1種で、さまざまな周波数の音を同じ強さでミックスして再生したものです。
人間の耳に聞こえるすべての周波数の音が均等に混ざってできている音なので、サウンドマスキングが得意という性質があります。
ホワイトノイズを流してあげることで、赤ちゃんがちょっとした生活音で起きてしまうのを防ぐことができます。
ベッドインベッド
部屋のスペースの問題でどうしてもベビーベッドを置けないという家庭におすすめなのがベッドインベッドです。
ベッドインベッドを使うことで、添い寝であっても、押しつぶしてしまったり、大人のふとんがかかってしまったりというリスクを減らすことができます。
新生児~生後4か月ごろまで使用できます。
ベビーベッドの購入はライフスタイルに合わせた選択をしよう
この記事では、ベビーベッドのメリット・デメリットについてまとめました。
わが家の場合は、
- 大人がベッドで寝ている
- レギュラーサイズのベッドを置くスペースを確保できた
- 2人目も考えている
ことから「購入」を選択しましたが、それぞれの家庭の寝室のスペースやライフスタイルによっても最適な選択は異なると思います。
この記事がみなさんの選択の助けになれば幸いです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ベビレンタがおすすめ!
ベビーベッドをレンタルするなら元保育士が運営するベビー用品レンタルのショップです。
幅広い商品を取り扱っており、商品のメンテナンスも専門スタッフの手でひとつひとつ丁寧に行われているため、安心して利用することができます。
- 購入前にベビーグッズがわが子に合うかどうか試してみたい
- 短期間しか使わないベビーグッズ。できるだけ費用を抑えたい
- 大型のベビーグッズを処分するのは面倒だ
という方におすすめのサービスです。