もうすぐ子どもが生まれるんだけど、子育てに車は必要?
近年、特に都市部では車を持たない暮らしをされている方も多くいます。
子どもが生まれて、赤ちゃんとおでかけしたり買い物に行ったりすることを考えると「車があったほうが便利かな?」と思うけど、大きな買い物なだけに悩みますよね。
私もかなり悩みましたが、妊娠9か月のとき、ホンダのN-BOXを購入しました。
わが家には結婚当初から夫の趣味のクルマがありましたが、2人乗りで子育てに使える車ではありませんでした。息子の誕生を機に家族で乗れるセカンドカーを購入しました。
購入するときはかなり迷いましたが、今では車は生活に欠かせない存在です。
この記事では、出産を機に車を購入し、1年間生活した経験をもとに、子育て世帯が車をもつメリット・デメリットを書きたいと思います。
- 出産を機に車を購入するかどうか悩んでいる人
- 子育てにおける車の活用シーンを知りたい人
- 子育てに向いている車の条件を知りたい人
出産を機に、わが家が2台目の車を購入した経緯
わが家は結婚当初から車は1台保有していました。
車好きの夫が独身時代から乗っていたスポーツカー。2人乗りのマニュアル車で私は運転できません。
当時住んでいた賃貸マンションは駅近で、徒歩圏内にスーパーやドラッグストアもあったので、私は日常の買い物や通勤では車がなくても特に不便は感じていませんでした。
子どもが生まれても、日常の買い物などは徒歩でも問題ないと思っていましたが、赤ちゃん連れで電車やバスに乗るのは不安だったので、実家への帰省や家族でおでかけする際に、家族3人で乗れる車があったほうがいいなと考えていました。
そこで、
今の車をファミリーカーに乗り換えよう!
と提案しましたが、夫が拒否したため、2台目の車として、現在私が主に使っているN-BOXを購入することになりました。
この時点で、私はペーパードライバー歴10年。
大切なわが子を乗せて車を運転することにはかなり不安がありましたが、1年半経った今、あのとき思い切って車を購入しておいてよかったと思っています。
車があると子連れのおでかけもラクラク
子どもを連れての外出は想像以上に大変です。
荷物も増えますし、公共の交通機関で泣かれると周囲の目が気になってしまうということもあります。
ですが、車があることで子どもとのおでかけのハードルはぐっと下がります。
外出しやすくなるというのが、子育て世帯が車をもつ最大のメリットです。
その理由を7つ紹介します。
①荷物をたくさん運べる
子どもを連れて外出するとなると、何かと荷物が多くなりがちです。
- おむつ替えセット
- ミルクセット
- 予備の着替え
- 抱っこひも
- ベビーカー
- おもちゃ
などを持ち歩かなくてはなりません。
まだ歩けない子どもを連れて出かける場合、大量の荷物を抱えて子どもを抱っこするということもあります。
車があれば、たくさんの荷物を載せることができるので、あらゆる事態に対応できるようにお世話に必要なものを多めに持ち運ぶことも可能です。
②自分たちのペースで行動できる
子どものいる生活は予定通りに行動できないことも多々あります。
ぐずって準備がスムーズに進まなかったり、出かける直前にうんちをしたり・・・ハプニングがつきものです。
電車やバスなどの交通機関を利用する場合、決まった時間に駅やバス停に行かなくてはなりませんが、子どもがいると時間通りに行動するというのが難しいのです。
車であれば、時間をあまり気にせずに自分たちのペースで行動できるので、余裕をもっておでかけすることができます。
なぜか急いでいるときに限って、思うように行動してくれないんですよね・・・。時間に少し余裕があるだけで、イライラせずに済みます。
③天候に左右されずに外出できる
雨が降る中、子どもを連れて外出するのはかなり大変です。
子どもを抱っこした状態で傘をさすのは難しいですし、子どもが歩けるようになっても滑りやすい路面で転んだりしないか気を遣わなくてはなりません。
車での移動なら、外を歩く時間を減らすことができるので雨の日の外出もラクになります。
④緊急時にも対応しやすい
小さな子どもがいる場合、急な発熱などの体調不良は日常茶飯事です。
しかも子どもの体調不良は昼夜関係なく突然やってきます。
そのような緊急の場合でも、車があればすぐに病院に連れていくことが可能です。
具合の悪い子どもと一緒に病院で長時間待つのはとても大変。車で連れて行くと、車内で順番待ちできるのもメリットです。
⑤周囲の目を気にしなくてよい
移動中に子どもがぐずったらどうしよう・・・という不安は新米ママの外出にはつきものですよね。
出発前に授乳して、おむつも替えて、準備万端で出かけたとしても理由もなく泣き出してしまうこともあるのが赤ちゃんです。
混雑しているバスや電車の車内ではなおさら周囲の目が気になります。
その点、車であれば多少泣いていたとしても周囲の人に迷惑をかけることはありません。
周囲の目を気にしなくていいというだけでも、子連れのおでかけの不安がかなり軽減されます。
⑥車内で授乳やおむつ替えができる
月齢が小さいうちは1日に何度も授乳やおむつ替えをしなければなりません。
近年では授乳室やおむつ替えスペースがある場所も多いですが、外出先で必要なときにすぐに見つけられなかったり、混雑していたりということもあります。
そんなときは車内で授乳やおむつ替えをすることも可能です。
後部座席に目隠しのカーテンをつけたり、授乳ケープなどを持ち歩くと安心でしょう。
⑦保育園の送迎がしやすい
園にもよりますが、保育園の荷物はかなり多いです。
息子が通う園は、着替え、タオル(3枚)、おむつを毎日、月曜日はこれに追加してふとんも持っていかなくてはなりません。
ふとんを持ち帰る日は本当に大変!私は保育園の駐車場までの短距離でもへとへとです・・・。
家の近くの保育園に入れることができれば、徒歩でもなんとかなるかもしれませんが、希望通りの園に入れる保証はありません。
自転車で送迎しているママさんもよく見かけますが、大量の荷物+前後に子どもを乗せているのを見るとふらふらして危ないなと思うこともあります。
息子は家から徒歩15分程度の保育園に通っていますが、送迎はほぼ車で行っています。
息子が歩けるようになったらお散歩がてら徒歩で登園する日があってもいいかなと思いますが、雨の日やふとんの持ち帰りがある日は車でないと厳しいなと感じています。
車の所有、最大のデメリットは維持費
当たり前ですが、車を保有するためには費用がかかります。
実際にわが家のN-BOXにかかっている費用は以下の通りです。
購入費 (3回分のオイル交換、点検費用含む) |
約140万円 |
自動車保険 | 4,220円/月 |
ガソリン代 | 5,000円/月 |
自動車税 | 10,800円/年 |
車検(2年ごと) | 約150,000円 |
維持費としては月20,000円弱です。
わが家は戸建てに住んでいて駐車場代がかからないので、費用は比較的抑えられています。
子どもが生まれて、ただでさえ出費がかさむ中で、車にも費用がかかってくるのは負担ではありますが、それ以上に車を持つメリットの方が大きいと感じています。
子育てに必要な車の条件は「使いやすいこと」
子育て中に使いやすい車とはどのような車でしょうか?
1歳児の母である私が考える子育て向きの車の条件は以下の3つです。
- 車内空間が広い
- 自動スライドドアがついている
- 安全性能が高く、運転しやすい
①車内空間が広い
子どもとのおでかけは荷物が多くなりがちですし、チャイルドシートやベビーカーなどの大型ベビー用品を載せる必要があるので、車内空間の広さは重視したいポイントです。
ゆったりとした広さのある車なら、子どもの乗せ降ろしやおむつ替えなどもラクに行うことができます。
②自動スライドドアがついている
私が車の購入を検討したときに先輩ママさんからおすすめされたのが自動スライドドア付きの車でした。
自動スライドドアがついていることで、
- 片腕に子どもを抱っこ、片腕に荷物というような両手がふさがった状態でもドアの開閉がしやすい。
- 狭い駐車場でもドアを大きく開くことができ、子どもを乗せやすい。
というメリットがあります。
スライドドアがついている車というとファミリー向けのミニバンなどが思い浮かびますが、最近は軽自動車でもスライドドア付きの車種が増えているので、私のように運転に自信がないという方は、コンパクトで運転しやすい軽自動車から選ぶといいかもしれません。
③安全性能が高く、運転しやすい
大切なわが子を乗せる車。安全性能も重視したいポイントです。
自動ブレーキがついていたり、バックモニターで駐車をサポートしてくれたりと運転しやすく、安全性能が高い車も多くあります。
しばらく運転はしていなかったけど、子どもの誕生を機に車を購入するという方は運転サポート機能がついているかどうかもチェックしてみましょう。
子育て世帯に車は欠かせない存在
- 荷物をたくさん運べる
- 自分たちのペースで行動できる
- 天候に左右されずに外出できる
- 緊急時にも対応しやすい
- 周囲の目を気にしなくてよい
- 車内で授乳やおむつ替えができる
- 保育園の送迎がしやすい
買い物の中でも金額の大きい車ですが、子育てをぐっとラクにしてくれる心強い相棒です。
産後はバタバタしてゆっくり考える時間がとれないので、出産準備の1つとして夫婦で話し合ってみてはどうでしょうか?
できるだけ車の購入費用を抑えたいという方は中古車がおすすめです!わが家のN-BOXも中古で購入しました。