子どもが生まれるのを機に車を買いたい。どんな車がいいのかな?
小さい子どもがいると、公共交通機関でのおでかけは大変ですよね。子どもの誕生をきっかけに車の購入を検討する家庭も多いのではないでしょうか?
実際に、私は妊娠9か月のときに、ホンダのN-BOXを購入しました。
わが家には夫が独身時代から乗っていたホンダのS2000がありましたが、S2000は2人乗りのマニュアル車。
AT限定の免許しか持っていない私は運転できませんし、子どもが生まれたら家族3人で乗ることもできません。
やっぱり家族3人で乗れる車があったほうがいいかな?と思い、思い切って購入を決めました。
N-BOXを1年半ほど使用してみた結論として、N-BOXは子育て世帯のセカンドカーとして胸を張っておすすめできるクルマです!
N-BOX、子育て中のママに大人気!支援センターの駐車場などでもよく見かけます。
人気車種だけあって、子育て世帯に嬉しい機能もたくさんついています。
- 大型ベビー用品も余裕で載せることができる
- 片手でサッとドアの開閉ができる
- スライドドア付きで狭い駐車場でも子どもを乗り降りさせやすい
- バックモニター付きで駐車が簡単
この記事では、出産前にホンダのN-BOXを購入し、1年間子育てをしてみてわかったN-BOXのメリット・デメリットを実際の写真付きで紹介したいと思います。
- N-BOXを買おうかどうか悩んでいる人
- 子育てに適した車の条件を知りたい人
わが家のN-BOXの仕様と購入費用
グレード N-BOX G・Lホンダセンシング
年式 2018年式
走行距離 1.4万キロ
カラー ルナシルバーメタリック
その他 純正メモリーナビ
リアカメラ
ETC
クルーズコントロール
LEDヘッドライト
オートエアコン
ドライブレコーダー
出産を控えていたこと、夫のクルマにお金がかかることを考慮して、セカンドカーはできるだけ価格を抑えたいと思っていたので、中古車で条件の良いものを探して購入しました。
中古車の良いところは、ナビやドライブレコーダー、フロアマットなど新車で購入するとオプションとして購入しなければならないものが、もともとついていることがあること。
わが家のN-BOXは、基本的な装備はすべて前のオーナーがつけていたので追加で購入する必要はありませんでした。
車体販売価格と諸費用合わせて約140万円でした。
同じ時期に新車購入の見積もりをとったところ、30万円ほど費用を抑えることができました。
中古車で購入する場合はオプションの状況が車体によって異なるので、購入前に自分に必要な機能がついているか確認しておくことをおすすめします。
欲しい装備がメーカーオプションの場合、あとからつけることはできないので注意が必要です。ディーラーオプションであれば、追加料金を払うことで中古車にもつけることができます。
N-BOXを購入した理由
ペーパードライバー歴10年だった私は正直、運転には自信がありませんでした。
出産を機に車を購入することになり、車種を選ぶ際に考えた条件は
- 運転しやすい
- スライドドア
- バックモニター付き
の3つでした。
「スライドドアは絶対にあった方がいいよ!」という先輩ママのアドバイスと、自分に運転できるかどうかを重視していました。
私自身にはメーカーの希望などはありませんでしたが、夫がホンダ好きなので、ホンダ車の中から選ぶことに。
スライドドア付きの車種ということでFREEDにも試乗しましたが、運転に自信のない私には大きさがネックになったこと、2台目の車ということで購入費・維持費をできるだけ抑えたいという理由から、コンパクトな軽自動車のN-BOXに決定しました。
N-BOXのメリット
①大型ベビー用品も余裕で載せることができる
N-BOXは軽自動車なので、当然コンパクトなサイズ感です。
運転が苦手でも運転しやすいのが魅力ですが、さまざまな工夫により、車内はかなり広く作られており、チャイルドシートやベビーカーなどの大型ベビーグッズも問題なく載せることができます。
↑後部座席にベビーカーを載せた様子。
リアシートにチップアップ機構がついているので、簡単に座面を跳ね上げることができ、ベビーカーのような高さのあるものも立てた状態で載せることができます。
ベビーカーは荷室に載せることももちろん可能ですが、車体後方にスペースがなく、荷室の扉を開けにくいときは便利です。
わが家では、息子の隣に大人が乗ることも多いので、基本的には荷室に載せています。
②片手でサッとドアの開閉ができる
赤ちゃんを連れて買い物などに行くと、帰りは片腕に赤ちゃんを抱っこ、もう片腕に荷物というように両手がふさがった状態になります。
その状態で、バッグから車の鍵を取り出し、ドアを開けるのはとても大変です。
この問題を解決してくれるのが、Hondaスマートキーシステムとパワースライドドアです。
Hondaスマートキーシステム
キーを携帯していれば、前の席のドアハンドルを握るだけで開錠できる機能。
施錠するときもドアハンドルについているボタンを押すだけで施錠できる。
パワースライドドア
ドアハンドルを軽く引くだけでドアの開閉ができる。
オプションで片側(リア左側)、両側を選ぶことができる。
車のキーをポケットやカバンに入れておけば、ドアハンドルを引くだけでドアの開閉ができるのはまだ歩けない子どもを連れているパパ・ママにはとても便利な機能です。
パワースライドドアは便利な一方で、ドアの開閉に時間がかかってしまうというデメリットも。わが家はリア左側のみの車体を選びましたが、それで十分でした。
③スライドドア付きで狭い駐車場でも子どもを乗り降りさせやすい
私が購入前に先輩ママたちにアドバイスをもらって、車を購入するときに絶対に譲れない条件としてあげたのがスライドドアがついていることでした。
スライドドアがあることで、狭い駐車場でも隣の車を気にせずに大きくドアを開けることができます。
子どもをチャイルドシートに座らせるのは思っていた以上に大変です。
月齢が上がってくると、チャイルドシートに座るのを嫌がって暴れることもしばしば・・・。1歳3か月現在、毎回必死で座らせています。
暴れるわが子を片手で抑えつつ、素早くベルトを締めなくてはなりません。
大きくドアを開けることのできるスライドドアと360°回転式のチャイルドシートを組み合わせることで、格段に子どもをチャイルドシートに座らせやすくなります。
ドアを開きすぎて隣の車にぶつけてしまう心配もないので、子どもをチャイルドシートに座らせることだけに集中することができますし、子どもが自分で乗り降りできるようになった場合もドアを勢いよく開けて隣の車にぶつけてしまうという心配がありません。
スライドドアには、ドアの開閉に時間がかかってしまうというデメリットもありますが、子どもが小さいうちはとても便利だと思います。
④バックモニター付きで駐車が簡単
車の運転が苦手な人にとって、最大の難関は駐車だと思います。
私は今でも駐車が苦手。スーパーなどで駐車しているときにほかの車が待っているとプレッシャーです。
しかし、バックモニターのおかげでかなりスムーズに駐車できるようになりました。
さらにN-BOXにはマルチインフォメーション・ディスプレーという装備があります。
マルチインフォメーション・ディスプレー
メーターパネル左側についている4.2インチサイズの液晶カラーディスプレー。
燃費や航続可能距離といった運転をサポートする情報などが表示される。
ギアをバックに入れると、マルチインフォメーション・ディスプレーにタイヤの角度が表示されるので、今どのくらいハンドルを切っているのかを視覚的に確認することができ、駐車の助けとなります。
なぜかバックだと、タイヤの向きがわからなくなるんですよね。そういうときはモニターで確認しています。
N-BOXのデメリット
とても運転しやすく、使い勝手のよいN-BOXですが、気になる点もあります。
①荷室の扉が大きくて開けにくい
荷室の広さを確保するために仕方のないことではありますが、車体の背が高い分、ドアの大きさも大きくなります。
身長148cmの私には閉めるのが結構大変です。
また、後ろ側に十分なスペースがなければ荷室を開けることができません。
軽自動車なので一般的な駐車場であれば問題ありませんが、狭い駐車場では注意が必要です。
車体の長さ自体は短いので、隣の車と車の前側をそろえるイメージで後方のスペースをあけるように駐車すれば、問題なく開けられます。
②長距離運転には向かない
N-BOXは普段使いにはとても便利な車ですが、一般的に軽自動車は長距離運転には向かないと言われています。
その理由としては、
- エンジン出力が弱いため、アクセルを踏み続けなくてはならない。
- 普通車と比較すると車内が狭いため疲れやすい。
といったことがあります。
現時点でのわが家の使い方としては、長くても片道25km(1時間弱)くらいしか乗らないため、問題には感じていませんが、今後、子どもが成長し、高速道路を使って遠出するという場面が出てくると不便に感じる可能性もあると思っています。
子どもがもう少し大きくなって、家族でレジャーに出かけるのが楽しい時期になったら普通車への乗り換えを検討してもいいなと思っています(できれば夫にファミリーカーに乗り換えてほしいところですが・・・)。
N-BOXは子育て中の普段使いに最適なクルマ
子育て中のパパ、ママに大人気のN-BOX。
実際に1年間乗ってみて、日常の買い物や通勤、保育園の送り迎え等の普段使いであればとても使いやすい車だと思います。
- 大型ベビー用品も余裕で載せることができる
- 片手でサッとドアの開閉ができる
- スライドドア付きで狭い駐車場でも子どもを乗り降りさせやすい
- バックモニター付きで駐車が簡単
子どもの誕生を機に車の購入を検討している人はぜひ候補のひとつに入れて検討してみてください。