こんにちは。
生後11か月の赤ちゃんの育児に奮闘中のりかです。
赤ちゃんは生後半年くらいになると小さなかわいい歯が生えてきます。
私自身、歯のトラブルがかなりストレスだったので、息子の歯のケアはきちんとしてあげたいと思い、出産前から本やネットで情報収集をしました。
この記事では、私が息子の歯を守るために取り組んでいること、わが家で愛用している歯みがきグッズについて紹介したいと思います。
- 乳児期のオーラルケアについて
- 0歳児におすすめの歯みがきグッズ
この本の著者は、虫歯ゼロを目指す小児期からの予防医療と小児歯科矯正を専門にしている歯科医師の下田ミナ先生です。
子どもの「虫歯予防」と将来の歯列を考えた「歯並び予防」について、
年齢別に取り組むべきこと、注意すべきことがまとめられていて、とても参考になります。
虫歯予防のために取り組んでいること
①歯みがきの習慣をつける
虫歯は、虫歯菌が増殖して「バイオフィルム」と呼ばれる膜を作り、その中で歯を溶かす酸を出すことで発生します。
虫歯菌がバイオフィルムを作るまでに必要な時間は約48時間。
したがって、虫歯菌にバイオフィルムを作らせないようにするためには、最低でも1日1回はしっかりと歯を磨く必要があります。
虫歯予防の基本中の基本である歯みがきですが、口の中に異物が入るのは赤ちゃんにとっては不快なことです。
虫歯菌の感染が起こりやすい時期は1歳半~2歳半と言われており、
歯が生え始めた生後半年~1歳くらいはまだ虫歯菌に感染していない可能性も高いです。
しかしながら、1歳半ごろまでに歯みがきをきちんとできるようになってほしいので、
歯みがきを習慣化する目的で毎日のルーティンに取り入れるようにしています。
ついつい必死の形相になってしまいますが、しっかり磨くことよりも歯みがきに慣れさせるのが目的と肩の力を抜いて行うように心がけています。
②だらだら食べをさせない
唾液の働きのひとつに再石灰化作用というものがあります。
これは、虫歯菌の出す酸によって溶けた歯の表面を修復し、虫歯を防ぐ作用です。
だらだら食べをすると、唾液の働く時間がなく、再石灰化が起こりにくくなり、虫歯になりやすくなります。
- 食事のタイミングを決めること(朝、昼、おやつ、夕の1日4回)。
- 遊び始めたら食事を切り上げ、食事の時間が長くならないようにすること。
- 水分補給は水か麦茶。ジュースは与えない。
この3つを意識して、口の中に糖分がある時間が長くならないように気を付けています。
③自分自身の歯のケアをしっかりと行う
生まれたばかりの赤ちゃんの口内には虫歯菌はいませんが、一緒に生活していく中で家族から赤ちゃんに虫歯菌が移っていきます。
どんなに口腔ケアを頑張っても自分の口の中の虫歯菌をなくすことはできませんし、
それが赤ちゃんの口の中に移ってしまうことを防ぐのも難しいと言われています。
しかし、母親の口に虫歯や歯周病があって虫歯菌がたくさんいる状態では、より多くの虫歯菌が赤ちゃんに移ってしまうことになります。
- 出産前に虫歯や歯周病をきちんと治療しておくこと
- 毎日の歯みがきを丁寧に行い、口腔内を清潔に保つこと
- 定期的に歯医者に通い、検診・クリーニングを受けること
で、可能な限り口腔内の虫歯菌の量を減らし、親子間での虫歯菌の移動を少しでも少なくすることが大切だと思います。
歯並び予防のために取り組んでいること
①ストローマグを使わない
ストローマグは中身がこぼれにくく、赤ちゃんも飲みやすいので便利ではありますが、私はあえて使わないようにしています。
ストローを使うと、舌をほとんど使わずに水分を飲むことができてしまうからです。
”口の中に入ってきたものを、舌を上に動かすことによって嚥下する”という飲み込みの動きが必要なくなるため、
舌や上顎の筋肉への刺激が不足し、上顎が発達しづらくなります。
歯並びは歯の大きさと顎の大きさのバランスで決まるため、幼いうちから顎の骨をしっかりと育てることが大切です。
舌をしっかり使って嚥下することを促すために、ストローではなく、コップ飲みができるように練習しています。
おすすめ!コップ飲み練習カップ
②離乳食の食べさせ方に注意する
赤ちゃんは離乳食を食べるとき、口の中に入ってきた食べ物を舌と上顎でつぶしながら、奥に送って飲み込むという一連の動作をします。
その動作が舌の筋肉や上顎の発達につながります。
赤ちゃんがパクパク食べてくれると、どんどん食べさせたくなってしまいますが、
スプーンで口の奥の方に食べ物を入れてしまうと、赤ちゃんが自分の舌を使って食べ物をつぶしながら口の奥へ送るという動作ができなくなります。
最初のうちは上手く舌を使うことができず、口からこぼれてしまうことも多いですが、
スプーンを奥まで入れすぎずに、赤ちゃん自身の食べ物を口の奥に送って飲み込むという動作を促すことが大切だと思います。
愛用している歯みがきグッズ
①息子用歯ブラシ
まずは歯ブラシに慣れてほしいという思いから、息子が自分で使える歯ブラシを用意しました。
歯が生え始めた生後7か月ごろから食後に持たせています。
もちろんまだ自分で歯みがきをすることはできませんが、口にくわえたり、歯固めのように噛んだりしています。
息子用歯ブラシを選ぶときのポイント
- 喉付きの心配がない構造(持ち手が輪になっていて口の奥まで入らない)。
- ブラシがシリコンではない(実際の歯ブラシの感触に慣れてほしいため)。
- コスパがいい(すぐ噛むので消耗するのが早い)。
②仕上げ磨き用歯ブラシ
11か月現在、息子の歯は上4本、下2本でまだ虫歯のリスクが高い時期ではないため、仕上げ磨きは習慣づけの意味で就寝前に行っています。
仕上げ磨き用の歯ブラシは今のところ近所のドラッグストアで1番安かったものを使っていますが、
もう少し歯が生えそろったら電動歯ブラシを使ってみたいなと思っています。
③ピジョン おやすみ前のフッ素コート
息子は仕上げ磨きをしようとしても、暴れてなかなかまともに磨くことができませんでした。
食べるのが大好きな息子なので、味のあるものをつけたら口を開けてくれるかも?と思い、試してみたのがこの商品です。
この商品を使うようになってから、大人しく口を開けてくれるようになりました!
うっすら甘い味が息子のお気に入りのようです。
まだうがいができないので、うがい不要のこちらの商品を選びましたが、
フッ素濃度が100ppmで歯質強化のためには不十分(0歳~6歳はフッ素濃度500ppmのものが推奨)。
うがいができるようになったら、フッ素濃度500ppmの商品に変更したいと思っています。
まとめ
虫歯予防のための取り組み
- 歯みがきの習慣をつける
- だらだら食べをさせない
- 自分自身の歯のケアをしっかりと行う
歯並び予防のための取り組み
- ストローマグを使わない
- 離乳食の食べさせ方に注意する
歯の資産価値は2000万円とも言われています。
愛するわが子の歯。大切に守り育ててあげたいなと思います。